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第4章(2)自己革新のための課題を発見するチームと自己の革新91自己革新の出発点は自分自身を知ることにある。自分自身を知ることによって、今後の自己革新のための取り組み課題も見えてくるはずだ。そこで本節では、自分自身を知るきっかけとなる自己分析のエクササイズを2つ用意した(いずれも、詳細は次項以降で説明する)。エクササイズ1:自分の価値観と信念を知る自分自身が漠然と抱いている仕事上の価値観や信念を言葉にしてみるエクササイズである。エクササイズ2:初級管理者としての強み・弱みを考えるチェックリストに回答することによって、管理者としての強み・弱みに気づくきっかけにするエクササイズである。エクササイズにあたっては、以下の点に留意してほしい。①あくまで自己認識を問うものであることエクササイズは「自分でどう思うか」を問うものであり、客観的な実力診断ではない。従って見栄を張ったり、弱みを隠したりする必要はない。思ったとおりに答えることで、自分が自分をどうとらえているかを振り返ってみてほしい。②自己革新課題を発見するための材料とすること分析結果を、必ず自己革新課題の発見に活用してほしい。その際、他者の意見を仰ぐことも大変役に立つ。上司や同僚に対してエクササイズの結果を開示し、相談に乗ってもらうのもよいだろう。また、勇気を出して、エクササイズ2のチェックリストを渡して自分を評価してもらい、自己分析とのギャップを顕在化してみるのもよいだろう。いろいろ工夫をしてみてほしい。

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