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92ⒸShonanbellmare しかし、湘南ベルマーレは、1−0でリードしていて、試合終了間際であれ、チャンスがあれば、リスクを取ってあと1点を狙いに行く。そこでカウンターをくらって同点ゴールを奪われたとしても、結果としてそうなっただけと考える。時間のある限り前へ、縦へゴールを奪いに行くという姿勢を大切にする。 そこには、お金を払って応援しに来てくれているサポーターやファンの視点や、個々の選手が成長するために大切な心持ちや姿勢がある。ただ勝てばよいのではない。勝ち方を重視している。 逆に負けるときにも、どのような負け方をするかをクラブ全体として重要視している。自分たちのスタイルを貫き、やれるだけのことをやって負けるのであれば、仕方がない。 2013年にJ1で16位になったときにもこの戦い方は変わらなかった。相手がいかに格上のチームであっても自分たちのスタイルで試合に臨む。結果がどうなったとしても、同じスタイルで試合に臨み、自分たちがやるべきことをやるのを最優先する。 曺監督がチームマネジメントについて語るときには、「サッカーの原理原則」という言葉をよく使う。湘南ベルマーレにおいては、調子の良いときにも苦しいときにも、監督の掲げる原理原則が貫かれていた。2014年に結実した湘南スタイル 2013年の降格は、湘南ベルマーレの発展のために必要な“天の配剤”だったのではないか―そんなふうに思えるほどに2014年のベルマーレはJ2で勝ちまくった。終わってみれば31勝8分3敗で勝ち点は実に101。86得点(リーグ最多)に対して失点は25(リーグ最少)で得失点差は61。まさにぶっちぎりの強さで再昇格を決めてみせた。 この年の成果がサッカー界に与えたインパクトは大きなものがあり、「湘南スタイル」という言葉は、1チームのスローガンの域を越え、サッカーの1つの潮流という地位を得ることになった。

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