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96CASE4-2曺監督が語るチームマネジメントQ.選手経験は監督の仕事に生きていますか?― 非常に関係あると思っています。 僕の場合、プロ選手としての経験が監督としての仕事に大いに関係しています。選手時代に、パスの受け手の問題でいくらでも解決できる場面で、パスを出した私のミスだと怒られ、もうミスをするなと言われた。「チャレンジしてもいいぞ」なんて一言も言われたことがなかった。プロだからしょうがないとは思うけど、サッカーが本当におもしろくなかった。悩みながらのサッカー選手時代を送っていたから、今の選手たちにはそういう思いをしてほしくないと思います。ですから、細かいプレーやその決断については基本、指示をしません。個々の選手の判断(意思決定)を尊重しますね。それがサッカーの楽しみでもあるし、自分で判断できない選手は成長できないからです。 よく、選手から監督になると(スタンスが)変わる人がいるけど、自分の場合は、自分が選手のときに言えなかったことを今、代弁している感じです。Q.選手の育成指導についてどうあるべきだと考えていますか?― 正直言って、選手を育成しようとか、指導しようとか考えていません。 監督が“黒い”と思うものを選手も“黒い”と感じてもらうことが大切。良くも悪くもあると思うけど、選手を指導しようと思ったことはない。「こうすれば、こうなるんだ」っていうことを表現していくことが監督だと思います。 監督として、僕がやりたいこと、好きなこと、好きな志向を明確に示して、それをピッチ上で実践するための戦術だったり、トレーニングだったりを徹底します。例えば、倒れたらすぐに起きるとか、横へのプレーよりも縦に行くプレーとか。 基本、選手たちには、「蹴れ」とも「つなげ」とも言いません。「今のはパス?」とか、「今のはクリアか?」と選手がやったプレーの意図を聞くことはあります。その選手の考えが、自分と同じだったかを確認するためです。繰り返しになるけど、“個”として(監督たる)自分が好きなこと・大事なことをできるだけ多く共有してもらうことが組織としては大事だと思っています。― 特定の選手に対する思い入れというのはありません。 すべての選手をオープンに受け入れて対応するだけ。自分の気持ちに対して、選手が

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