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97同じように思わないで良いものなんてできない。そのためには、相手がどう考えているか理解しないといけないと思います。 選手と過ごす時間の長さというのはあまり関係なくて、他のチームにも何を考えてやっているかよく理解できている選手はたくさんいる。もちろん、長く時間を共に過ごすことは理解を深めるというメリットもあるけれど、互いの緊張感を薄めるデメリットもあります。Q.チームの方針をどのように徹底させていますか?― 原理原則を大切にします。 サッカーというスポーツの根本は、ゴールの数を競うということ。であれば、できるだけ相手ペナルティエリアの近くでいかに戦うかが重要。この原理原則は、少年サッカーでもプロのサッカーでも変わらないことです。 よく、ちまたでは「ボールも人も動く美しいサッカー」とか言われるし、監督さんでそういった言葉を使う人もいるけど、本来は違うでしょと思う。サッカーは、年代にかかわらず、縦にボールを運んだ方が点を取れるんです。ポゼッションという言葉を使うのは簡単ですが、こういう原理原則を教えずにこの言葉を使うのは疑問です。 パス、ドリブル、ロングパス……すべてはゴールを奪うためにある。そういう原則に沿ったプレーにつながるよう、トレーニングメニュー等に落とし込むことが重要で、選手が簡単に原則に戻れる指示やトレーニングが大切だと思います。― ありたい姿を、データを活用して伝えます。 さまざまなデータを収集し、「目指す理想との比較」「相手チームとの比較」「過去の自分たちとの比較」等のために用います。自身が好きで日頃から勉強しているヨーロッパのサッカーリーグのデータとも比較することで、世界のトップレベルと自分たちの差を実感させて、さらに上へ上へとレベルアップしたいと思わせるよう工夫もしています。例えば、「1人あたりプラス5回、(ペナルティ)ボックスからボックスまでだと2往復半、スプリントの数を増やせば、ブンデスリーガの数字を超えられる」というように、目指したいサッカーの姿を具体的に示すための材料としてデータを活用しています。Q.どんなミーティングをしていますか?― ミーティングは、2つのことをする機会だと思っています。①今、やりたいことを映像やデータや言葉で示す機会②選手がチームのリーダーたる監督を素で見る機会 基本、サッカー選手はピッチ上で身体を動かすのが仕事なので、椅子に座って話を聞くなんておもしろくないんです。だからサッカーで起きたことを(その延長として)ミーティングで解決する。

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