1TLE0-12-0014
3/6

512厚生年金保険の目的と給付の種類厚生年金保険は、被保険者が高齢になったり、病気やケガにより障害を負ったり死亡したときに、被保険者本人やその遺族の生活の安定を図るために必要な保険給付を行います。厚生年金保険では、保険給付の対象となる病気やケガは、業務上・業務外を問いません。このため、業務上や通勤途上である場合には、業務上や通勤途上の病気やケガに対して給付を行う労災保険と厚生年金保険の両方から保険給付を受けることができます。厚生年金保険の給付は、次の3種類があり、原則として国民年金から支給される基礎年金に上乗せされて支給されます。① 高齢になったとき……老齢厚生年金② 障害を負ったとき……障害厚生年金③ 死亡したとき…………遺族厚生年金厚生年金保険の被保険者厚生年金保険は、適用事業所(要件は健康保険と同じ)に働く70歳未満の労働者全員が、原則として被保険者となります。厚生年金保険の適用事業所で働いていなかったり、適用事業所で働いていても70歳以上であったりする場合は、原則として、厚生年金保険の被保険者となることはできません。しかし、一定の要件を満たすことにより「任意単独被保険者」もしくは「高齢任意加入被保険者」として例外的に加入が認められることがあります。14社会保険 の概要 健康 保険 厚生 年金 労災 保険 雇用 保険 その他 Section厚生年金保険とは厚生年金保険のしくみと役割の確認

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る