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612介護保険の目的介護保険は、介護が必要になった被保険者が自立した日常生活が送れるように必要なサービスを行い、また、介護する家族の負担を軽減し、介護を社会全体で支えることを目的としています。介護保険の運営は市区町村が行い、保険給付については被保険者個人が、住んでいる市区町村に申請します。介護保険における会社の役割は、原則的に保険料の徴収のみになります。被保険者の種類と保険給付介護保険は、40歳以上の人が被保険者となり、年齢によって被保険者の種類が区分されます。① 第1号被保険者…国内に住んでいる65歳以上の人② 第2号被保険者…国内に住んでいる40歳以上65歳未満の医療保険の加入者介護保険では、40歳に達すると自動的に被保険者となりますので特別な手続きは必要ありません。また、健康保険の被扶養者も医療保険の加入者になるので、40歳以上であれば介護保険では被保険者となります。介護保険の給付は、介護を行うことが必要であると認められた(要介護認定という)人に対して行われます。第1号被保険者の場合は、介護が必要になった原因は問われませんが、第2号被保険者の場合は、あらかじめ決められた病気やケガ(特定疾病という)により介護が必要な状態になった場合のみ給付が行われます。このため、特定疾病以外(交通事故など)で寝たきりとなり介護が必要になっても保険給付は行われません。16社会保険 の概要 健康 保険 厚生 年金 労災 保険 雇用 保険 その他 介護 保険 Section介護保険とは介護保険のしくみと役割の確認
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