A6W1
1/8
54①グループ(Group)総合品ぞろえスーパー(GMS)が取り扱うすべての商品を衣料品、食料品、商品分類の方法は、小売業(業種・業態)によって異なる。しかし、一般的には大分類、中分類、小分類、そして細分類へと分解し、最終的には単品(SKU:Stock Keeping Unit)に至る(図2-3-1)。その細分化プロセスにおいて、小売業は経営方針や運営の方法などにより独自の商品分類基準を設定する。 また、新たな基準で設定するカテゴリー(サブクラスに当たる商品群)のくくり方によって、ゴンドラのつくり方やストアイメージは大きく変化する。新商品が数多く生産され、かつ、消費者ニーズも多様化している今日では、生産体系にもとづく分類よりもライフスタイルの変化に適合した生活シーン別カテゴリーのくくり方(生活提案)が重要となっている。図2-3-1 小売業の一般的商品分類基準グループデパートメント(部門)ライン(中分類)クラス(小分類)サブクラスアイテム(品目)S K U(最小単位)それぞれの商品ラインをその特徴、性格、ライフスタイルなどの要素で最も大きくグルーピングしたもの(食料品、衣料、住関連など)店舗における売上高管理の売上の単位で分類している(青果、精肉、鮮魚、日用雑貨など)デパートメントをさらに細分化したもの(ファッション、調味料、家具、オーディオ、バス用品など)概して、仕入の管理単位となっている(シャンプー、洗剤など)クラスをさらに細分化したもの(ふけとり、リンスインなど)カラー、サイズ、重量、包装単位は異なることがあるが、デザイン、素材が同一の単品をまとめて呼ぶときの用語(商標など)これ以上、分類できない最小の単位品目(色別、容量別など)「販売士検定2級 マーチャンダイジング」編著 日本商工会議所・全国商工会連合会※無断転載・複製を禁ず3-1商品分類の概念(1)商品分類の方法第3節品種のカテゴリー構成と品目ミックス
元のページ
../index.html#1