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第3節品種のカテゴリー構成と品目ミックス 55第2章●商品計画の戦略的立案 住居関連というように、最も大きく分類した商品区分の単位のこと。 ②デパートメント(Department) 衣食住というグループ単位のなかにあるさまざまな商品類を総合的に管理するために、広範囲に分類した商品区分の単位のこと。たとえば、食料品のなかでは精肉、青果、鮮魚などの部門別商品区分を表す。また、衣料品のなかでは紳士用品、婦人用品、子供用品などの部門別商品区分を表す。 通常、デパートメント(部門)とは、売場を設計するときに使われる単位であり、仕入担当者(バイヤー)には大きすぎて使いにくい単位といえる。 ③ライン(Line) デパートメント(部門)をより具体的に分類した単位であり、機能別などに分類した商品群のこと。たとえば、デパートメントに属する紳士用品では、セーターやYシャツなどがラインに該当する。 ④クラス(Classifi cation) Yシャツのなかでもビジネス用かカジュアル用、または長袖や半袖など、用途や季節に合わせて顧客が便利に選べるような品種で分類された単位のこと。顧客ニーズによって常に変動していく重要な分類単位である。 ⑤サブクラス(Sub-Classifi cation) それぞれが共通の目的を持つ重要な品種として分類された単位のこと。たとえば、紳士のビジネス用のYシャツでは、クラス分類の綿100%や合成繊維混合など、または長袖のうち、白のYシャツ、色つきのYシャツといった区分になる。クラス分類だけでは顧客ニーズに応えることがむずかしい場合、サブクラスの数量を増やす必要がある。なお、商品によってはサブクラスを分類しないこともある。 ⑥アイテム(Item) サブクラスのなかでも類似品目は相当数存在する。その場合でも、価格帯やブランド別などで明確に区別できるような共通性を持った品目のこと。たとえば、白のYシャツというサブクラスのなかでも、価格帯によってアイテムは異なる。 なお、チェーンストアの場合、すべての店舗が取り扱い、同一ラインのなかの他のアイテムより多量にディスプレイされ、そのライン内で相当の売上率を占めているアイテムをキーアイテムという。 ⑦SKU(Stock Keeping Unit) 顧客が買い求める1つひとつの商品(絶対単品)のこと。色別、容量別、

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