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58上の分類基準ではなく、消費者の側に立ったとらえ方である。生活シーンに対応した切り口で独自のカテゴリーを設定し、棚割表を作成することが重要となっている。 通常、薬局、またはドラッグストアの取り扱う医薬品という部門は、まず最初に処方箋薬や大衆薬などのライン構成に分類される。次に、大衆薬は胃腸薬、風邪薬、目薬などクラスという単位に分類される。さらに、胃腸薬をみると、慢性胃炎、急性胃炎など多数の効能や用途を基準としてサブクラスへと細分化されていく。続いて、慢性胃炎の胃腸薬などはアイテム(品目)として個々の商品名が明確化されてくる。そして最後に、サイズ(容量)やカラーなどを区別したSKUという最小単位に分類されるわけである(表2-3-2)。表2-3-2 用途・機能別商品分類のモデル大分類(コーナーサイン)中分類(ゴンドラサイン)小分類(スポッターサイン)健康生活セルフケアコーナー風邪対策コーナーひきはじめの風邪こじらせた風邪風邪の諸症状飲む前・飲んだ後の胃腸薬ストレスに悩む胃の薬のどの痛み寒気頭痛鼻水、くしゃみが多く出るとき肩こり、節々が痛むときのどが腫れて痛むとき熱が高いとき胃腸にやさしい風邪薬のどの痛みがとれないときしつこい咳に漢方の入った風邪薬頭痛がひどいとき下痢を伴う風邪のとき胃腸の不調を伴う風邪にとれにくい痰や咳に気管支の炎症に飲む前の胃腸薬食欲不振食べ過ぎ・飲み過ぎ(消化不良)胃のもたれ二日酔いのむかつき膨満感胸やけ胃の痛み
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