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は、一般的に金利動向によって変わるといわれます。金利上昇局面では金利上昇の波に乗れる変動金利型商品が有利な一方、預入当時のまま金利が固定されてしまう固定金利は不利です。金利下降局面ではその逆で、変動金利が金利下降のデメリットを被る中、固定金利は約束された高いままの金利が維持されていきます(図表2-3)。つまり、金融商品の選択にあたっては、目先の利率だけでなく、金利の見通しが大切ということなのです。もう少し具体的な話に踏み込みましょう。将来のライフプランの裏付けとなる資金を得るために、今、どのような準備をすればよいかを考えるときに、以下の6つの「係数表」を用いるととても便利です。「減債基金係数」(巻末資料2参照):「B年後の子どもの大学入学時期までに、C万円準備したい」といった場合は、減債基金係数を用います。利率(A)と積立期間が交差する係数に目標額を乗じると、毎年の必要積立額が算出できます。「終価係数」(巻末資料3参照):「手元にあるC万円をA%の定期預金利下降時■図表2−3金利動向による有利・不利変動金利商品が有利になる「景気・金利の谷」「景気・金利のピーク」固定金利商品が有利になる金利上昇時32(4)「○年後に○万円準備するには?」係数表を活用しよう

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