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金で運用すると、B年後にいくらになるか」を知りたいときは、終価係数を用います。利率と据え置き期間が交差する係数に元本を乗じると、運用後の金額が算出できます。「現価係数」(巻末資料4参照):「結婚資金としてB年後にC万円のお金を準備したい」といった場合に、今必要となる元本が分かるのが現価係数です。運用利率によって、必要となる元本は変わることがわかります。「資本回収係数」(巻末資料5参照):「老後資金C万円を、A%で運用しながらB年間取り崩していくと、毎年いくら受け取れるか」がわかるのが資本回収係数です。老後資金設計に役立ちます。「年金現価係数」(巻末資料6参照):「毎年C万円の年金をB年間受け取るためには、年A%で複利運用するとして今いくら必要か」がわかります。こちらも、老後のライフプランに欠かせない係数です。また、「毎年C万円ずつB年間返済できるとして、ローン金利がA%だったらいくらまで借りられるか」がわかります。住宅取得プランを立てる際にも利用できます。「年金終価係数」(巻末資料7参照):「年A%で複利運用しながら毎年C万円ずつ貯蓄すると、B年後にいくらになるか」がわかります。定期的な積み立てでいくら貯められるかがわかるわけです。以上、6つの係数表を上手に利用すると、ライフプラン策定で必要となる「いつまでに、いくら」のたいていのパターンのシミュレーションができ、どのような準備を今から始めたらよいかが簡単にわかります。そして運用期間や目標額など個々の設定により、どのような準備を行うことができるのかは変わってきます。シミュレーションをし第2章 ライフプランを実現する資産運用の基礎知識33

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