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123456○×○○×○17医療企画.問題番号○or×介護保険制度は、従来の老人福祉と老人保健(医療)の制度を再構築した社会的支援システムである。ただし、両制度は現在も機能し、廃止されていないことに注意する。利用者本位(利用者主体)の制度として、市町村の措置ではなく、利用者の選択による事業者等との契約に基づいてサービスを利用するしくみである。老人保健法は「高齢者の医療の確保に関する法律」(高齢者医療確保法)に改正され、それに伴い老人保健制度は改編された。設問のとおり。介護保険制度が創設される前は、老人福祉制度が高齢者介護に関する公的制度として中心的役割を担っていた。介護保険は高齢者介護を社会全体で支えるしくみで、利用者のサービス選択と契約に基づき、利用料の定率1割(または2割)を自己負担することを原則とする「応益負担」のしくみである。食事の提供に要する費用、居住に要する費用、理美容代、その他施設サービス等において提供される便宜のうち、日常生活において通常必要となるものにかかる費用は、入所者の自己負担となっている。解 説問題1介護保険制度は、従来の老人福祉と老人保健(医療)の制度を再編成し、公平かつ効率的で、利用しやすい社会的支援システムとして構築した制度である。問題2介護保険制度は、利用者本位の制度として、要介護等認定を受けた高齢者の自由な選択に基づき市町村が措置によりサービスを決定する制度である。問題3旧来の老人保健法は「高齢者の医療の確保に関する法律」に改正され、それに伴い老人保健制度は後期高齢者医療制度となった。問題4介護保険制度の創設前は、高齢者介護に関する公的制度として、老人福祉制度が中心的役割を担っていた。問題5高齢者の介護を社会全体で支えるしくみである介護保険は、応能負担により保険者が決定する介護サービス等を利用できる。問題6現在、要介護者に対する施設給付では、食事の提供に要する費用、居住に要する費用、理美容代など日常生活上で通常必要となるものにかかる費用は、入所者が自己負担する。Point2 創設経緯(従来の制度問題、制度創設のねらい)/プラスα!一問一答

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