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(2)マネジメントとは「組織の働きを最適化する機能」第1章 マネジメントとは何かこれら3つの要素がそろっても、それだけで組織の活動が有効に機能するわけではありません。そこには、各要素を結びつけて最適なものにしていく、なんらかの働きかけが必要になるはずです。例えば、共通の目的を実現させるために、取り組むべき事柄や行動指針を示したり、具体的な施策を提示したり、あるいはメンバー間の役割や人間関係を調整したり、といった働きかけです。このような組織への働きかけとしての活動が、このテキストで扱うマネジメントということになります。もう少し詳しく定義するならば次のようになるでしょう。マネジメントとは、組織の目的を実現するために、メンバーの意思や能力、諸資源のもつ価値を引き出し、これらを効果的かつ効率的に結合していく働きである。このとき、「組織の目的」は常に与えられた前提条件と考えるのではなく、その決定や再定義をする働きもマネジメントの重要な一部と考えるのが適切でしょう。また、定義の中の「諸資源」には、さまざまな物的存在やお金という有形のものから、情報や社会的信用といった無形のものまでが含まれます。これら諸資源のもつ「価値を引き出し」「結合する」というのは、諸資源から、組織の目的にとって意味のある要素を発見し抽出して組み合わせるということです。その意味では、本来、マネジメントはとても創造的な機能なのです。以上の内容を踏まえ、上記の定義を一言で表すならば、「マネジメントとは、組織の働きを最適化するための機能である」ということになるでしょう。皆さんは所管する自身の職場において、この重要な機能を担うことを期待されているのです。11
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