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言葉、価値観、感性、文化の相違業務上のコミュニケーションの必要性員者ンインフォグラフィックの活用 多様な人材で構成されるチーム外国人女性男性障がい新入社パートベテラ言葉によるコミュニケーションの限界直感的・可視的な表現ステップアップ インフォグラフィックグラフや記号などを用いて、直感的・簡潔に理解できるように、データ・情報・指示を表現布して業務内容を説明します。マネジャーの言葉の使い方や、部下の理解力、受け止め方の差異により生じる指示内容の誤解を避けるために、様々なアイテムを使うように心掛けます。 ことに、海外で事業展開をしている組織では、言葉の壁が大きな問題となることがあります。可能な限り、誰にでもわかる図表や絵・写真などを用いて、作業の内容が明確にかつ誤解が生じないように工夫をしてください。 インフォグラフィック(infographics)は、データや情報を視覚的に表現したものです。例えば、路線図や交通標識、非常口や公衆トイレのマーク、地図、駅などの公共の場での案内図のほか、会議に用いる資料や製品・サービスのプロモーションなどにも利用されています。 マネジャーがチームのメンバーに伝える指示の中には、言葉だけで正確に意図を伝えることが難しいものもあります。また、ダイバーシティの推進により、チームには、感性や価値観、場合によっては言語や文化が異なる多様な人材が存在することも想定されます。このような場合に、情報を視覚化することにより、言葉だけでは正確に伝わりづらい情報や業務手順などを比較的伝え易くすることが可能となります。 マネジャーは、自己の意図を正確に伝えるために、インフォグラフィック等のツールを利用することも大変有用です。もっとも、指示や情報を他人に伝えるためには、その内容について、自ら正確に把握しておくことが不可欠となります。したがって、マネジャーは、メンバーに指示をしたり、情報を伝えるにあたっては、その内容を丁寧に分析し、伝えるべき内容・情報を整理し、誰でも理解できるようにするという意識を持つことが重要です。

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