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この節のねらい 3-1 進捗の「見える化」と確認 マネジャーは、業務計画を作成した後は、その業務計画を実施します。 先ほどのイベント開催のように1回限りの業務を実施する場合には、実施事項を行った結果は1回限り表れるだけですので、進捗管理は、主に実施事項がスケジュールどおりに実施されているかを確認する作業となります。 これに対し、通年で継続して行っている業務については、目標値の推移を確認できるようにするための工夫として、次の図表のような目標管理グラフを作成して進捗を管理するとよいでしょう。 実施事項を継続的に実行した結果と目標値の推移を測定・把握できる場合には、その目標値をグラフに記入します。このグラフには、まず進捗を管理する期間における目標値の推定値を「目標」としてグラフに記入します。 マネジャーは、このようなグラフに基づいて実施事項の進捗を管理します。そして、一定の期間ごとに実施事項の実施状況と目標値の到達状況を確認します。確認する期間はその業務の性質によって様々ですが、例えば1週間としたり、あるいは期間で区切るのではなく業務の区切りの良い日をあらかじめ設定したりして、進捗を確認するようにします。 業務計画を作成し、業務計画を実施するに際し、計画が実施されているか否かの進捗の管理は重要です。 この節では、業務内容に応じた進捗管理の使い分けを説明し、進捗の「見える化」の工夫として、目標の管理グラフについて解説します。また、進捗に問題がある場合の対応について解説します。 目標実績進捗を管理する 節 3

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