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●1日たった砂糖1杯分のカロリーが体重10kgを左右する著者は︑フィットネスクラブで︑シェイプアッププログラム作成のアドバイスやカウンセリングを行っています︒多いのですが︑﹁10年前と比べて体重が10kg増えた﹂とか︑﹁5年で5kg増えた﹂とか︑とにかく体重が﹁知らないうちに増えてしまった﹂という話は多く耳にします︒1年で体重が1kgのペースで増えてしまったケースを考えてみまし■う︒これは平均すると︑1か月で80g程度の増加︑1日に換算するとなんと3gの増加です︒たった1円玉3個分ですが︑これが毎日積み重なっていくと10年では10kgの増加となるわけです︒逆に考えると︑1日約3gずつ体重を減少させることができれば︑10年で体重を10kg減らせることになります︒さて︑この﹁1日3g﹂をカロリーに換算してみまし■う︒体脂肪は1kgあたり7700kcalの熱量を持っていますので︑10kgでは7万7000kcal︒これを10年分の日数3650日で割ると︑約21kcalになります︒リーです︒塵も積もれば山となる⁝⁝︑たった砂糖1杯分のカロリーオーバーでも10年続ければ10kgの体重増加となるわけです︒仕事の合間にたくさん缶コーヒーを飲む人はいませんか? 缶コーヒーは1本で約100〜200kcalです︒1日で数本飲む習慣があるなら︑それを1本減らすだけでも大きな効果を望めることが︑これまでの説明で理解できるでし■う︒今度は︑この21kcalを運動で消費することを考えてみまし■う︒概算では︑体重が70kgの人は︑1kmのジョギングで70kcal︑ウ■ーキングでは35kcalのエネルギーを消費します︒この人が砂糖1杯分の21kcalを消費するためには︑ジョギングをたった300m︑あるいはウ■ーキングを600m実行すればよいだけなのです︒﹁1か月で5kg減らす!﹂などと︑目標を短期的に考えると︑精神的︑身体知識編第1章自分を知り目標をたてよう30歳代以降の利用者に話を聞く機会も21kcalとは︑砂糖小さじ1杯分のカロ12ごく小さな努力を毎日続けよう日々の積み重ねが着実な成果を生むLecture02

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