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●生活習慣病にならないためにあなたが今抱いている漠然とした﹁健康になりたい﹂という気持ちを︑ただの思いだけで終わらせないために︑具体的に目標設定という形にしてみまし■う︒人は自分の思いをなにかの形に表すと強く意識でき︑そのための行動を起こしやすくなるのです︒健康づくりだけでなく︑仕事に関してもあてはまることですが︑目標とは︑闇雲に設定するものではありません︒達成計画の大枠も視野に入れ︑その計画と照らし合わせながら現実的な目標を設定する必要があります︒健康づくりを成功させるための目標は︑それをクリアするために必要な行動計画をイメージしながら設定します︒目標を達成して生き生きとした自分自身をイメージすることも大切ですが︑途中段階で自分が計画に沿って行動している様子もイメージし︑無理のない範囲での目標設定をしまし■う︒健康維持・増進のための活動とは︑多くの場合︑数年前まで成人病と呼ばれ特別な疾患を持っている場合を除き︑ていた﹁生活習慣病﹂にならないための活動と考えられます︒生活習慣病は︑健康的ではない生活習慣を続けることによってかかってしまう病気のことです︵逆に︑生活習慣によって予防できる病気ともいえます︶︒生活習慣病の発生には︑遺伝の影響も大きいのですが︑代表的なものとして高血圧︑高脂血症︑虚血性心疾患︵心筋梗塞︑狭心症など︶︑糖尿病︑脳血管疾患︵脳卒中︑くも膜下出血など︶があげられます︒これらの病気にかかったときに︑医師が診断を終えて今後の注意事項として触れる代表的なアドバイスは﹁食事に気をつけて︑身体を動かしてくださいね﹂です︒つまり︑普段から食事に配慮せず︑身体を動かさない人は︑生活習慣病にかかり︑悪化を招く可能性が高いということです︒健康増進・維持のためには︑食事に気を配り︑身体をよく動かすことがなによりも大きな前提になります︒これで﹁食事﹂﹁運動﹂という知識編第1章自分を知り目標をたてよう14健康になった自分をイメージするどうして目標設定をする必要があるのかLecture03

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