B6Q0
7/17

プレ・ファーメンテーション・コールド・マセラシオン発酵前低温浸漬逆浸透膜による濃縮ミクロ・オキシジェナシオンノン・コラージュNon Collage30日の学習2nd Dayワイン醸造セニエ常温減圧濃縮マセラシオン・ア・ショー早飲みタイプの赤ワインの醸造法。収穫した黒ブドウを破砕後、80℃まで加熱。その後圧搾、アルコール発酵を行う。色素がよく抽出され、渋味が少ないワインが造られる。南フランスなどでしばしば行われる。プレ・ファーメンテーション・コールド・マセラシオン発酵前のもろみを低温(5~15℃)で数日間循環させ、果皮成分を抽出。色調とアロマが高く、程よいタンニンを含むワインが造られる。ブルゴーニュでしばしば行われている方法。セニエ/逆浸透膜による濃縮/常温減圧濃縮原料となる果汁を濃縮させるための方法。セニエは、発酵開始直前にタンクの下部から液体を引き抜く作業で、アルコール発酵を始めるにあたり、液体に対する固形物の割合が高まり、凝縮したワインが造られる。3種の方法とも、長熟型のボルドーワインなどで行われることがある。圧搾ミクロ・オキシジェナシオンアルコール発酵、もしくは熟成中に微量の酸素をもろみに供給する作業。ポリフェノールの酸化、重縮合が促進され、口当たりが柔らかいスタイルのワインが造られる。もともとはフランス・南西地方のマディランの主要品種タナの強烈なタンニンを和らげるために開発された。澱引きノン・コラージュ無清澄。清澄作業を行わない分、透明感は少なく、固形物が沈殿する場合があるが、過度の清澄は、旨味まで奪ってしまい単調な味になるという観点から、ノン・コラージュを選択する生産者も増えている。清澄濾過用語解説マセラシオン・カルボニック収穫した黒ブドウを破砕せずに密閉ステンレスタンクに詰め、二酸化炭素気流の中に数日置くことにより、ブドウは細胞内発酵が始まり、色素が出やすい状態になる。これを圧搾し、さらに発酵を続けることにより、明るい色で渋味の少ないフレッシュな赤ワインが短期間で造れる。ボージョレ・ヌーヴォーなど、新酒の醸造にはこの方法を取る場合が多い。特殊な赤ワインの醸造方法収穫除梗破砕発酵醸しマロラクティック発酵熟成瓶詰め29

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る