B890・B9C0
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す。形篇は必勝をもたらすための軍の形勢について説かれ、勢篇は軍事集団のエネルギーについて書かれています。六番目の「虚実篇」は、軍隊の空虚と充実について説く篇です。敵の充実したところ(実)を避け、手薄なところ(虚)を撃てと主張しています。七番目は「軍争篇」。機先を制して有利な態勢を取ることを説く篇です。八番目の「九変篇」は、戦闘の局面に応じた柔軟な変化について説いています。一つの現象に対して固定的な考えを持ってはいけない、柔軟に対応していきなさいと言っています。ちなみに、ここでの「九」は具体的な数ではなく「極まりのない」「さまざまな」ということを意味します。九番目の「行軍篇」は、いよいよ軍隊を行動させるときの留意点について説いています。これと関係するのが、十番目の「地形篇」です。行軍の際に留意すべき地形について書かれています。十一番目の「九地篇」は、戦闘が行われる地点の具体的な地勢について述べています。十二番目はやや特殊な篇で、「火攻篇」と言います。当時の戦争で用いられた特殊戦術に、水攻めと火攻めがあるのですが、この篇はとりわけ火攻めについて説いています。十二番目の火攻篇と、十三番目の用間篇の順番については、実は二十世紀に入ってから新たな発見がありました。これについては後ほど詳しく触れることにします。11

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