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50これまで説明してきたのは、原則として手順がある業務が前提のマニュアルの記述方法でした。しかし業務には「手順がないもの」もたくさんあります。ここでは、そのような手順がない業務マニュアルの記述方法について説明します。マニュアルには、業務の説明やそれをするための心得、役割・重要性などを記述したものが必要になります。これらは、言うまでもなく手順がありません。また、商品知識や用語解説などにも手順はありません。こうした手順がないものをマニュアルの基本フォーマットに落とし込むときは、全体の注意点・ポイントの欄までは残してフォーマットのレイアウトを整理します。内容によっては、これらを全部外す場合もあります。実際に作成する際には、次ページの例を参考に、どのようなレイアウトが使いやすく目的に合っているのか考えて調整します（図表2-4、図表2-5）。3手順がない業務