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288② 足関節後方で交差させ、手前に引っ張る。④ 足間接前方で引き締めるように結ぶ。3.足首を固定する① 畳んだ三角巾の中央部を足の底にあて、引っ張る。③ 足関節前方で交差させ、両端をかかと斜めに巻いた三角巾の内側に通す。注⁚靴ははいたままで固定します。[4]傷病者の体位 適切な体位をとらせることで、苦痛をやわらげ、症状の悪化を防ぐことができます。怪我をしていたらその部分は高めにします。基本は傷病者が楽な体位をとっていただきますが、症状に適した体位を知っておきましょう。①頭部の打撲 頭も損傷しますが、首も重篤な損傷をしている可能性があります。頸■■椎■■に損傷があると頸■■髄■■にも影響しますので、首がぐらぐらしないよう頭を両手で包み込むようにし、動かないよう固定します。基本的には水平に寝かせますが、嘔吐がある場合は首が曲がらないように横向きにします。②胸部の打撲、胸が苦しい(図4−3−22) 水平に寝かせ、上半身を45度くらい起こして安静にします。③腹部の打撲、腹痛(図4−3−23) 水平に寝かせ、膝を曲げ腹筋を緩めます。510

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