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第6章  避難行動要支援者に対する具体的介助方法第3節 視覚障がい者への支援方法7575が最初の段を確認しているかどうか注意を払います。④  「階段を降ります」などと声をかけ、手引き者が1段先を行きます(図2−6−12「階段を降りる」参照)。⑤  視覚障がい者の歩調に合わせて歩きます。両者が歩きやすいように、リズミカルな歩調を心がけます。階段の1段1段に両足を置く昇降は、円滑さを損■■ないます。⑥  視覚障がい者が最後の段まで来たら、「ここで終わりです」「階段が終わります」などと伝えます。長い階段ならば、少し前で「そろそろ階段が終わります」などと予告してもよいでしょう。 また、手すりがある場合はそのことを伝え、希望があれば手を手すりに案内します。 らせん式階段など変形した階段では、その様子を伝え、視覚障がい者の歩きやすい部分に手引きしてから昇降します。[3]狭い場所や人込みの中での手引き方法 手引き者と視覚障がい者の2人が並んで歩くことができない場所もあります。1人しか歩くことができない幅の歩道や混雑した人込みの中などです。このようなときには、縦1列になり、左右の障害物に気をつけながら歩きます。①  歩行速度を落とし、「狭いので縦1列になります」と言い、これから狭い場所を歩くこと、そのために歩行体勢が変わることを伝えます。②  手引き者が前に出て、視覚障がい者がつかんでいる腕を背中にまわします。こうすることで、視覚障がい者が、自然に手引き防防災災介介助助士士にに必必要要なな防防災災のの視視点点図2−6−12 階段を降りる図2−6−13 狭い道での姿勢51015202530第第    部部22

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