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災害事象の理解と対応  部第2節 火災第6章  都市災害と火災第35んろ、放火の疑いなどとなっており、「放火」と「放火の疑い」を合わせると、全出火の約2割を占めています。(図3−6−4) このため、放火防止対策は重要な課題であり、「放火を防ぐ」という住民意識を高め、地域全体として放火されない環境の整備に努めるほかに、防犯活動との連携(地域安全パトロール)も大切です。特に、放火が多発する地区にあっては、暗い場所や死角になる場所に可燃物を放置しない、街灯の増設、監視カメラの設置などを地域ぐるみで実施していく必要があります。 火災は、燃える対象物により、統計上、下記のように分けられています。 建物火災 / 車両火災 / 船舶火災 / 航空機火災 / 林野火災  / その他火災(河■川■■敷■■などの火災) ここでは、建物火災と林野火災について、詳しく説明していきます。不明・調査中 12.6%6,043件その他の原因37.0%17,806件ストーブ 3.0%1,455件放火 10.6%5,093件たばこ9.3%4,454件たき火7.8%3,739件こんろ 7.7%3,717件放火の疑い7.7%3,693件火入れ 4.4%2,095件(「平成25年版 消防白書」)(「平成25年版 消防白書」)159図3−6−4 出火原因(2013年)出火件数48,095件1015

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