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262[2]風水害時の避難支援1.早めに避難を 風水害時の避難支援ですが、事前に台風の接近などがわかっている場合には、雨が本降りになる前に自動車で避難を終えておくことが理想的です。市町村に事前避難をしたいことを伝えれば避難所を開設してくれます。 避難勧告は、必ず出るわけではありません。情報を待つのではなく、早いうちに避難をすることを心がけてください。避難行動要支援者にとってどしゃ降りの中を歩いて避難するより、身体的負担が少なく精神的にも楽です。2.逃げ遅れた場合の対応 逃げ遅れた場合の対応ですが、まず周囲に50㎝近い浸■■水■■があるか、浸■■水■■深■■はそれほどでもないが避難行動要支援者を連れて移動できない、という場合に限り、自宅の2階や鉄筋コンクリート建ての3階以上に避難する、垂直避難という方法があります。 避難先では一晩くらい避難生活することを想定して、非常食・水・常備薬・簡易トイレ・防寒着などを持ち込みますが、大規模な風水害では何日も水が引かず、救助に時間がかかることがあります。3.落雷時における救助 落雷の被害者には電気は滞留しておらず、救助者が手を触れても安全なことから、こわがらずに積極的に救助することが必要です。 落雷で動けなくなった人には、真っ先に脈拍と呼吸を調べ、止まっているときはただちに心■■肺■■蘇■生■■法またはAED(自動体外式除■■細■■動■■器)による電気ショックを実施します。5[1]土砂災害時の避難の注意点 気象庁では土壌雨量指数(降った雨が土壌中にどれだけたまっているかを今後数時間の予測雨量も含めて指数化したもの)を用いて、土砂災害警戒情報を市町村に伝達しています。しかし、すべての危険箇所について情報が出されているわけではなく、市町村もその情報を確実に避難勧告に生かすことはできていません。 土砂災害に巻き込まれた人の生存確率は大変低く、捜■■索■■も難航します。災害発生後には、避難経路が土砂崩■■れで通行不能になるなど、孤立の危険もあります。土■石■■流■■■危険渓流※、急傾斜地崩壊危険箇所※周辺の住民は、降雨が本格化する前に自主避難を51015202530土砂災害時の避難
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