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▼職場で起こりがちなトラブル伝える力のもとになるものでは、上手に「伝える」にはどうしたらいいのでしょうか。まずは「言うだけでは伝わらない」と、しっかり意識してください。多くの人が「言えば伝わるはずだ」と思っていますが、いろいろなところでその考え方が原因のトラブルが起こっています。自分は言ったつもりでいたのに、相手に聞いていないと言われてしまう行き違い。自分は言ったのに、相手が忘れてしまっている伝達ミス。自分が言った内容と、相手が理解している内容にズレが生じる誤解……。さらに、「言った」「言わない」で相手と衝突してしまうこともあるかもしれません。みなさんも、このような不愉快なやり取りを見たり、経験したりしたことがあるでしょう。「言えば伝わる」のであれば、こんなトラブルはないはずですが、実際にはたくさん起こります。そして、言えば伝わると思っている人は、こういうトラブルがあると「相手が悪い」と人のせいにしてしまいます。これでは相手と「協働関係」は築けません。もし、「言うだけでは伝わらない」と理解し、意識している人ならば、「相手のせいかもしれない。でも、自分にもなにか工夫や改善ができたのではないか」と考えます。それが、「伝える力」のもとになるのです。これらに共通する原因は、「言えば伝わるはずだ」と思っていることです。伝わるPOINT!伝相手に分かってもらうための“相手主体”の表現にする①行き違い②伝達ミス③誤解④衝突言ったよね?え? 聞いてないよ言ったじゃない!あ、忘れてた言ったでしょ?確かに聞いたけど、そういう意味だとは思わなかったし言ったのに聞いていなかったの?そんな言い方をしなくてもいいじゃない!     6

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