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相手とのギャップを知ろう2親しくない人に「伝える」前のポイントていくためには、まず相手を理解する必要があります。そこで、最初のポイントとして「相手と自分にはどんな違いがあるか」に注目してみましょう。そして、その違いから生まれこで言うギャップとは、会話や仕事に支障を来すズレや食い違いのことです。するのが当然だ」と考える人もいれば「残業はよくない。仕事は定時までに終わらせるのが当然だ」と考える人もいます。両方とも「一生懸命働こう」という思いは同じでも、残業に対する考え方にギャップがあるので協働関係を作ることは難しくなります。プを少しでも感じると、相手と距離を置こうとします。何かを伝えなければならない場面でも、「あの人は分かってくれないから面倒だ」と感じ、話すのを避けてしまいがち。これでは、仕事もうまくいきません。るギャップについて考えてみてください。こ職場でいろいろな人と「協働関係」を作っ例えば、同じ職場で働く人同士でも、「残業人付き合いが苦手な人は、こうしたギャッ伝えるとは、人と人との間にあるギャップ4性別の違い5立場の違い6性格・嗜好の違い▼ギャップが生じる主な要因1年齢・世代の違い2家庭・生活環境の違い3知識・経験の違い育ってきた時代背景が違えば、同じ話題で盛り上がりにくいもの。それぞれの時代によって社会状況や価値観が異なります。結婚しているかどうか、きょうだいや子どもの有無、出身地、育った家庭の経済状況などによっても人の考え方や感じ方は変わります。意外と見過ごされがちですが、同じ仕事をしている人たちに同じ説明をしても、知識や経験の違いで理解度に差が生まれます。同性同士であれば問題なく通じる表現でも、異性には違和感や不快感を持たれることがあります。職場では、立場や役職がその人の考え方や言動に影響します。個人としての思いがあっても、その通りに発言できないこともあります。性格はおおまかに「明るい/暗い」「おおざっぱ/几帳面」などと分類されますが、性格や嗜好は単純に理解できるものではありません。伝わるPOINT!相手との間にあるギャップは何かを考えよう! 8
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