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ギャップを乗り越える基本▼好意・好感を生むために① 服装、態度なども 好感度の 高いものに人は、相手の見た目や口調など、感覚的なものに大きく影響されます。どんなに自分から話しかけ、言葉でギャップを乗り越える努力をしても、見た目や態度で不快に思われていては効果があがりません。を言葉で乗り越える作業ともいえます。ト」と捉えることで、伝え方のカギが見つかるようになり、人間関係も変わってきます。手に対する好意・好感です。話がなかなか合わなくても、好意・好感があれば「あの人と話すのは楽しい」「お互いに分かり合えるようになりたい」という気持ちが生まれます。たとしても、お互いに「嫌な人だ」と思っていては、通じる話も通じません。とは、人間関係づくりの重要なポイントであり、ビジネススキルの基本でもあります。ギャップを「効果的な伝え方のためのヒンギャップを乗り越える基本となるのは、相逆に、年齢や経験、性別などが同じであっ相手に好意・好感を持たれるようにするこ第1章 「伝える」ってなに? 言葉(Vバーバルerbal)以外でコミュニケーションに影響を与えるものをノン・バーバル(Non-verbal)要素と呼びます。以下は基本的なビジネスマナーでもありますが、「伝えるための基本」という視点でもう一度見直しましょう。ノン・バーバル要素も大事!② 自分から歩み寄る「あの人とは話が合わない、話したくない」という気持ちを捨てて、自分から話しかけましょう。・ 服装や身だしなみ 服装に乱れや汚れがあったり、職場で求められる常識に合わなかったりすると、話を聞いてもらいにくくなります。・ 姿勢 姿勢が悪いと仕事のやる気も疑われます。背筋を伸ばすだけでなく、足を組んだり肘をついたりする癖にも注意しましょう。・ 表情 表情は、周囲の人たちへの好意とやる気を伝えるような、穏やかさ、明るさを心がけましょう。自分では見えないので、鏡を見たり、親しい人にチェックしてもらいましょう。・ 口調 口調によっては、どんなに言葉づかいが良くても好感は持たれません。キツい話し方や暗いトーンになったり、不自然なイントネーションをつけたり深いため息をついたりしないよう、日頃から注意しておきましょう。□ 日常の挨拶にもう一言付け加える 人間関係づくりの第一歩は挨拶です。挨拶にもう一言、付け加えてみましょう。「今日は暑いですね」「昨日は大変でしたね」などのちょっとしたことで構いません。それにより、付き合いを深めようとする前向きな姿勢が伝わり、その後の会話も続けやすくなります。□ 自己開示をする 人柄が分かると、相手も話題を提供しやすくなります。「私はこんな趣味、特技があります」「休日はこんなことをしています」といったちょっとした話題をこちらから提供してみましょう。ただし、相手の気持ちに負担を与えない、軽く明るい話題にします。□ 質問する、教えてもらう 仕事で分からないことがあれば、遠慮せず聞いてみましょう。「○○さんの若い頃はどうだったのですか」などと、その人の体験を聞き出す質問をすると、多くの相手は喜んで話をしてくれ、お互いの理解も深まります。これは、年齢や知識・経験、立場に差がある相手に効果的です。□ 共通点や共通の話題を創る ビジネスでは、共通点を見つけるのではなく、創っていきましょう。例えば、相手が好きだと言った本や映画を見たり、相手の趣味を体験してみるだけで共通点ができます。仕事では、アドバイスをもらって実行し、結果を報告に行くだけでも共通の話題が創られていきます。 9
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