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11第1章 なぜ「周囲を巻き込む働き方」が大切なのかを任されることもあるでしょう。そうしたときには「自分に務まるだろうか」と不安になり、これも悩みの種になります。また、結婚や出産・育児をどうするか、といったことも気になり始めるころで、ワークとライフともにいろいろと考えて悩む時期にもなってきます。 このように入社数年目という時期は、仕事のマンネリ感を抱きがちであり、また同時に、今後の自分について悩みがちなころなのです。 また、一生懸命仕事に取り組んでいるのに、なかなか先輩や上司に「褒めてもらえない」「認めてもらえない」と不満を抱くことはありませんか。 入社して数年たつと、先輩や上司からは、「普段の仕事はできて当たり前」と思われます。そして、裁量はあまり増えていないのに、仕事の質の向上やより高い成果が求められるようになります。しかし、そのためにどうすればいいのか、次に何をすればいいのかは判然としません。それにもかかわらず、それを先輩や上司に尋ねようものなら、「それを考えるのが仕事でしょう」と言われそうで、相談もできないのではないでしょうか。 これには、先輩や上司の側にも背景や事情があります。入社3〜4年目ごろのメンバーに対しては、先輩や上司も接し方を迷いやすいのです。皆さんはもう新入社員ではありませんが、30〜40代のベテラン層とも異なるので、先輩や上司としても「周囲や状況を察しながら上手にやって」と突き放してしまうわけにはいきません。一方で、皆さん一人一人の主張や持ち味は出てくるものの、その本当の気持ちや考えまではうまくつかみ切れない。その結果、先輩や上司としての適切な指導や助言の仕方が明確にならない、という状況が考えられるのです。 その原因の一つとして、40〜50代の先輩や上司自身が、皆さんの年代のころに丁寧な指導をされた経験があまりない、ということが考えられます。皆さんの先輩・上司世代の多くは、新入社員研修を受けた後は「現場で、見よう見まねで仕事を覚えるもの」とされてきました。さらにこの世代は、終身雇用の可能性を信じることができた時期に入社したため、若いころは紆余曲折が2 普段の仕事に満足してもらえない─先輩・上司との意識のズレ
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