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1疲れをリセットし、2夜ヨガ13慌ただしく仕事に追われた1日。仕事の後の付き合いがあったり、友人と会ったり、ひと息つけるのは、自宅に着いてからの時間でしょう。「あぁ、今日も疲れた」とつい出てしまう言葉。そんなときこそ、疲れを翌日に持ち越してためないように、その日の疲れは、その日のうちにしっかりと取りたいものです。   夜の睡眠は、脳や体を整える時間です。眠っている間、体の中では、日中の仕事やストレスで熱がたまった脳の温度を下げて休息し、神経を修復します。また、成長ホルモンを分泌して、筋肉、肌などの細胞を修復、再生します。睡眠には「脳が眠っている深い睡眠」と「体が眠っている浅い睡眠」がありますが、成長ホルモンは深い睡眠時に多く分泌されます。成長ホルモンは大人になるとだんだん減るといわれていますので、質のよい睡眠がとても大切です。睡眠が不足すると成長ホルモンの分泌が少なくなり、修復機能が弱まって免疫力が低下します。代謝も悪くなるため、肌が荒れたり、太りやすくなったりします。寝る前の少しの時間に、ヨガで体を動かしたり、瞑めいそう想したりして心身をリラックスさせ、その日の疲れをリセットすると、快眠につながります。快眠のポイントになるのは、体温の落差といわれています。就寝前に体温が急激に下がると眠気が生まれ、寝つきがよくなり、深い眠りにつけるのです。体温を一時的に上げて眠気を誘うためにも、軽く体を動かすことをおすすめします。バスタイムも質のよい眠りを得るための大切な時間です。湯船でぬるめのお湯にゆったりつかると体が芯から温まり、冷えや疲れが取れます。毛穴が開いて汚れが落ちやすくなったり、古い角質がはがれやすくなったりしますので、軽い力で洗っても簡単に取り除くことができます。もちろんシャワーにも、手軽に汗や汚れを洗い流せたり、朝に浴びれば体をシャキッと目覚めさせることができたりするメリットがあります。しかし、体を芯から温める温浴効果を得るためにも、週に何回かは湯船につかりたいものです。特に下半身を温めることが大事なのです。また、湯船にアロマオイルを垂らしたり、お気に入りの入浴剤を入れたりするのもよいでしょう。天然の塩や重曹をひとつまみ入れるとバスソルトの代わりになります。アロマキャンドルを灯し、その光の中でゆったりするのもリラックス効果を高めます。入浴できないときは、手足の部分浴をして体を温めてみましょう。熱めのお湯を洗面器などに張り、10分くらい手首、足首までつけます。手浴は首や肩のこり、手荒れといった(1)ヨガでリラックスさせ、寝つきをよくする(2)バスタイムで体を温め、疲れを取る質のよい眠りを

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