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緊急度第1 グループ締め切り間近の企画書作成見込み客へのメール返信A社への見積書作成第2 グループお詫びのメールB社との打ち合わせ資料作成出張の報告書作成脳科学で集中力ウオームアップ「気が乗らない仕事」への着手には短期で片づくやりたい仕事の後に第4 グループ新商品のプレゼン資料送付営業先リスト作成著者 株式会社 日経BPC社担当者へのアポ取りメール送信※無断転載・複製を禁ず第3 グループ 例2高例低高例1例低127  2ページで紹介した通り、脳の「線条体」が活性化することでやる気が高まり、集中力も高まる。そうした脳の仕組みを踏まえれば、仕事の着手順の選択で「気が乗らない仕事」への集中力を高めることも可能だ。まず、仕事を意欲の面から見た「やりたい度」と、締め切りが迫っているかなどの「緊急度」の2つの側面から上の図のように4分割する。集中して取りかかれる。また、「第3グループ」の仕事はとりあえず手を着ける必要がない。問題は「第2グループ」の仕事だが、菊原さんが薦めるのは「第4グループ」の仕事に多少手を着けた後で、「第2グループ」の仕事に取りかかるというものだ。 化するという特性があるためだ。「第4グループ」の仕事で活性化を促せば「第2グループ」の仕事にも取りかかりやすい。ただし、「第4グループ」の仕事に取り組むのはあくまで、集中しづらい仕事に着手するためのきっかけに過ぎない。作業時間は短いものを選ぶのがポイント。締め切りが迫っている段階では、「第4グループ」の仕事をしている余裕がない場合もある。時間配分に十分注意する必要がある。集中力「やりたい度」と「緊急度」で仕事を4分割「第4グループ」の中の短時間で片づく仕事をした後に、「第2グループ」の仕事に取り組むことで、気乗りしない仕事への集中力を高められる。「やる気が出ない仕事に取り組む前の“儀式”として考えればいい」(篠原さん)。脳を活性化 「線条体」は、作業の着手自体で活性 「第1グループ」の仕事は、おのずと篠原菊紀さんKikunori Shinoharaプロフィルは3ページ備品購入の手続き出張旅費精算第4 グループやりたいが急ぎではない仕事第2 グループやりたくないが急ぎの仕事日経ビジネスアソシエ特別編集版やりたくないが緊急度の高い仕事やりたくなくて緊急度の低い仕事やりたくて緊急度の高い仕事やりたい度やりたいが緊急度の低い仕事

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