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人間関係の基本基本はまず挨拶。そして、その際の何気ない会話にある」。そう話すのは、スターバックスコーヒージャパンなどいくつもの企業で経営トップや幹部を歴任したリーダーシップコンサルティング代表の岩田松雄さんだ。挨拶の際に、何か一言つけ加え例 られないかと常に意識し、ネタ元となる上司の服装や持ち物、趣味などに関心も持つ〝効用〟は大きいという。自分が相手に関心を示すと、上司は部下である自分に好意を持ってくれるようになる。解し信頼関係が生まれるまでは、〝報連相(報告・連絡・相談)〟を「過剰なくらい行うべき」とアドバイスする。上司によって望ましい報連相の頻度や内容は異なる。「報連相が過剰だった場合は『やりすぎだよ』と苦笑されるだけで済むが、足りない場合には『勝手な行動をするな』と叱責され、不信感を持たれてしまう」からだ。岩田さんは、上司の考え方を理PointMatsuo Iwataphotograph by アフロ上司から様々なサポートを受けるうえで大前提となるのは、まず親近感を持ってもらうことだ。その基本として挨拶は欠かせない。さらに服装や持ち物、本人趣味なども含めて上司に関心を持つと、挨拶の際にプラスアルファの会話ができる。共通の話題があると話しかけやすくなり、日常会話も弾む。リーダーシップコンサルティング代表。日産自動車に入社。米UCLAでMBAを取得。スターバックスコーヒージャパンCEOなどを歴任。『「君にまかせたい」と言われる部下になる51の考え方』(サンマーク出版)など著書多数。16● 挨拶はコミュニケーションの基本。 親近感を持ってもらううえで欠かせないおはようございます。時計を変えましたね。かっこいいですね。どこのメーカーですか?● 積極的に声をかけてくれる● 報連相がしっかりしている● 自発的に助けてくれる 「上司との心理的な距離を縮める岩田松雄さん日経ビジネスアソシエ特別編集版著者 株式会社 日経BP※無断転載・複製を禁ず上司が応援したくなる部下の条件好かれる部下上司に遠慮は無用積極的に関わろう「力になってあげたい」と思ってもらえる部下の条件挨拶だけでなく一言つけ加える上司は積極的に関わってくれる人に好意を持つ
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