電話応対レベルアップ術
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進め方準備ポイントポイント34職場名、氏名を名乗り用件を簡潔に伝える担当者への取り次ぎを頼む取り次ぎを断られる担当者が出る概略を伝え再度頼む営業内容を伝える資料提供や断られる面談を申し入れるあいさつして終える確認、感謝して終える第一印象のよさと商品のメリットを伝えるまず、さわやかで誠実な第一印象を与え、その後、取り次ぎ、営業説明、資料提供や面談の提案へと話を進めます。取り次いでくれる人に対して内容をあいまいにしたり、先方の担当者と知り合いだとうそをついたりすることは、トラブルの元になります。誠実に商品を紹介し、メリットを伝えましょう。相手のことを知っておこう電話をかける前に、相手の会社のWebサイトは見ておきましょう。所在地や事業規模、業績、業務方針、社長の名前、ニュースやお知らせなどを押さえておきます。第一印象で好感を与える聞き取りやすい明朗な声で、相手の警戒心をやわらげましょう。マニュアルを読み上げているような一本調子の説明や、不自然に明るい声だと不審に思われます。普段通りの自然さが大切です。好印象を保って話を終える面談の約束や資料送付の承諾をもらうなど、前向きな反応が得られたら、感謝の言葉を述べ、訪問する日時や資料発送の期日を復唱して話を終えます。提案などを断られて終わる場合も、時間を割いてくれたことに感謝し、「またの機会によろしくお願いします」と丁寧にあいさつをしましょう。■すぐに引き下がり、切ってしまう-そうですか…失礼いたします■強引に粘る-必要かどうかは担当の人が判断することですから、つないでください簡単に引き下がるようでは仕事になりませんが、取り次ぎの人に反感を持たれてもうまくいきません。-新製品の資料を差し上げております取り次ぎの人が「それならつないだほうがいいかも」と思えるような情報をしつこくならないように伝えます。■簡潔に相手のメリットを述べる-御社の経費削減に役立つご提案なので、ご担当の方にお伝えしたいのですこれは残念これならOK好感とメリットを伝えてアポイントを取ろうこの章ではビジネスシーン別に手順と要点を学びます。スムーズな応対をマスターしましょう。最初の場面は、ビジネスチャンスを作り出す大切な活動でもある、電話での営業です。いきなり電話をかけられたほうは迷惑に感じたり警戒したりもしますが、同時に「有益な情報なら知りたい」という気持ちも持っているものです。「この人なら会ってみたい」と思われるスキルを身につけましょう。取引のない会社に営業する1
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