シニアフードアドバイザー資格認定対応 高齢者に寄り添う 食事と調理法
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8私たちは、今すぐ創齢つまり人生設計をし、自分の生きる意味を探求することで、「時の賜物」を有効に活用することができるのです。若い世代の人に、まったく関係ないことではありません。アメリカの行動心理学者スキナー(Skinner)が「老いを考えるのに良いのは若いときである。若いうちなら、老いを楽しく過ごすために準備できることがたくさんあるからである。老いについて学ぶのに若すぎることはない」と述べています。人生設計は若いときからすべきことなのです。まず、私たちは今置かれている「人口の高齢化」という社会状況を理解し、自分の加齢をしっかり見つめ、長い人生をいかに生きていくかを考えなければなりません。そして、加齢にともない食べることに関する能力が低下するという現実を受け止め、いつまでも食べる喜びを得られるように努めましょう。シニアフードアドバイザーとして、高齢な方やお手伝いが必要な方が人生を楽しめる環境作りに努める一方で、今から自分自身がどう年齢を重ねていくかを考えてみましょう。
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