リラックス&リフレッシュ!アロマテラピー入門
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第 2 章 起源 特性と楽しみ方 色と香りの特徴 用途 注意事項精油のプロフィールPeppermint37ヨーロッパ原産の多年草で、70~80㎝に育ち、生長が早く、地下茎で容易に繁殖します。ウォーターミントとスペアミントの自然交配種といわれており、現在では世界中で栽培されています。昔からミントのハーブティーは食後のお茶として、また消化器系が不調なときに利用され、歯磨きや菓子、飲み物の香料としても親しまれてきました。すっきりとした清涼感のある香りで、優れたリフレッシュ効果を持ち、ストレスや神経疲労を和らげてくれます。冷却と加温の相反する作用を持ちますが、これは、肌に付けると表面が冷却され、身体を温かく保とうとして循環機能が高まるからです。また、集中力・気力を高める効果も期待できます。眠気を感じるときに香りを嗅げば頭がすっきりします。時差ぼけなどにも役立ちます。頭痛のときには、植物油などで希釈してこめかみに塗ると緩和されるという報告もあります。希釈する際は安全な濃度(1%以下)を守ることが大切です。消化器系の働きもサポートするとされ、消化不良や乗り物酔いなどの不快感を和らげてくれます。優れた殺菌消毒作用も持つため、下痢のときにもおすすめです。また、鼻や喉などの呼吸器のコンディションを整え、せきや鼻詰まり、喉の痛みなどのカタル症状を鎮めます。その他、水まわり、玄関などの防臭や、蚊やハエなどの虫よけにも用いられます。薄い黄色か緑色。フレッシュで甘く透き通る、極めて強いミントの香り。ストレス、精神疲労、消化不良、吐き気、頭痛、筋肉痛、風邪やせき、デオドラント、虫よけなど。皮膚刺激の可能性あり。植物名 :ペパーミント学  名 :Mentha × piperita科  名 :シソ科和  名 :セイヨウハッカ種  類 :多年草産  地 :アメリカ、インド、中国など抽出部位 :葉抽出法 :水蒸気蒸留法主な成分 :l-メントール、メントン、1,8-シネオール、イソメントン、酢酸メンチルペパーミント

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