個別指導リポートイメージ質問回答の一例受講番号:01234567氏名:産能 太郎ストラテジー&イノベーション 理解確認課題1 【問題1】ファーストリテイリングのアパレル事業についてバリューチェーンを整理しなさい。その上で、バリューチェーンのどの部分に付加価値の源泉があるか考察しなさい。この問題のねらいは、バリューチェーンを通じて、どこが企業の強みかを考えることです。・ファーストリテイリングのバリューチェーンは、主活動として 「アイテムを絞り込んだ安価なベーシック・カジュアルを同社主導で製品設計」→「同一素材の大量調達」→「中国での低コスト委託生産、販売状況に応じた機動的な増産・仕入」→「大量出店」→「セミセルフの大量販売」という流れを持っている。・バリューチェーンをより効果的に機能させるために、バリューチェーンのすべての・このチェーンにおける同社の付加価値の源泉は、安価なカジュアル・ベーシックへ バリューチェーンの基本的な考え方について理解されています。 バリューチェーンについて考えるときは、支援活動の検討も必要です。支援活動としては、アイテム数を絞り込むための企画・設計、仕入で説明されているサプライチェーン・マネジメントや、情報ネットワークなどが挙げられます。企画設計の段階は、バリューチェーンの主活動の最初の活動とすることもできます。以下に支援活動と競争優位の源泉の解答例を掲げますので参考にしてください。支援活動も競争優位の源泉のひとつになっていることには着目すべきでしょう。(解答例)●支援活動●競争優位の源泉リスクをファーストリテイリングが負っている。絞り込んだ品揃え、自社が100%リスクを負う素材調達と製品仕入れである。・情報システム:サプライチェーンを総合的に管理することで週通全段階のリスクを軽減・人事労務:権限委譲等に伴う人材のモチベーションと人材育成システム・商品アイテムの絞り込み、大量生産、大量販売による規模の経済性の発揮・精度の高い総合的な情報システムで管理されたSCMによる高いコスト競争力問題2:X社の優位性が明確になるように軸を設定してポジショニング・マップを作成してください。<解答>● 競合A社● 競合C社★ X社● 競合B社 分析対象の企業や製品の特徴や、他社との違いが分かるように軸を設定することがポイントです。鈴木さんのポジショニング・マップは、縦軸と横軸の相関が高く、2つの軸を設定する意図が明確になっているとはいえません。 SWOT分析をふまえ、X社の特徴が表れるように再考してみてください。 このケースでは、競合A社、C社と比較すると、X社の製品は、機能を絞り込み分かりやすさを訴求していることにひとつの特徴があります。また、競合B社と比較すると、高品質であるというメリットも有しています。この考え方に基づく一例を掲げますので、参考にしてください。<解答例>● 競合B社★ X社● 競合C社● 競合A社高価格低品質高品質低価格シンプル機能低品質高品質多機能ベーシック経営のフレームワークを理解できる(基礎)アドバンス経営のフレームワークを活用できる(応用)①メールアドレス ②Microsoft Word ③PCによるWeb環境経営戦略マーケティング財務・会計人材マネジメントITマネジメントネットチューターは、専門領域において、実務経験と知識を兼ね備えたプロフェッショナルが担当します。詳細情報はこちら受講者の理解度に応じて、解答例を提示します。SBCPアドバンス※ITマネジメントはベーシック のみ提供いたします。テキストは専門用語も平易な言葉で解説し、経営管理の基本から応用・実践までを体系的に、効率よく学ぶことを主眼に編集しています。※テキストはネットチューターつき/なしともに、共通です。【チューターなし】 受講期間2か月 20時間(1か月:10時間)【チューターつき】 受講期間2か月 30時間(1か月:15時間)経営戦略の必要性、意義、そして基本的な枠組みを理解しており、それを担当業務に置換して考えることができる。結果として、自社・自部門の戦略に基づいた行動をとることができる。環境分析からマーケティングミックスの構築というマーケティング活動の中核をなす手法を理解しており、マーケティング的発想を持って担当業務に取り組むことができる。ビジネスパーソンに必要不可欠な計数的素養(財務諸表の読み方と会計情報の活用の仕方等)が身についており、採算性を考えて担当業務を捉え直すことができる。人・集団・組織をマネジメントする上で基本となる理論と考え方を理解しており、組織の人材マネジメントについて課題を形成し、自分なりの解を導出できる。企業、業務におけるITの役割、及ぼす影響、基本的なIT専門用語を理解しており、ITを担当業務に活用するためのプロセスを描くことができる。受講者1人ひとりの解答にあわせ問題の趣旨、考え方のポイント、理解の不十分な点について、ネットチューターからのコメントを差し上げます。受講者鈴木 聡さんからの質問件名:多角化について質問内容:テキスト○○ページ○行目にあるX社の多角化の例は、垂直型多角化のように見えるのですが、そう理解してよろしいでしょうか。定義と照らし合わせて垂直型と思ったのですが、確信が持てずにおります。ネットチューター江藤 美沙の回答回答内容:確かに、X社の店舗展開から、垂直型と判断できるでしょう。既存事業と同一の顧客を対象として、その川上となる分野に参入しています。以前は、余剰資源を「とりあえず活用してみる」的な事業展開をしていたと記憶しています。その結果、顧客が獲得できず撤退した事業も少なからずありました。現在は、洗練された展開がなされていると思います。経営戦略の本質を理解しており、それを担当業務に活用できる。具体的には、基本理論を理解したうえで、自社・自部門の戦略の策定ができ、その遂行のためのリーダーシップをとることができる。マーケティング戦略の考え方を理解した上で、組織目標達成という視点からマーケティング課題を設定し、各種戦略手法を用いながら、自社・自部門のとるべきマーケティング戦略を立案することができる。アカウンティングとファイナンスの考え方を理解したうえで、経営戦略の策定や自社・自部門のとるべき意思決定を財務面と採算性を考慮して行うことができる。人的資源管理のフレームワークを活用しながら、自社・自部門のあるべき姿と現状とのギャップを認識し、組織変革を視野に入れた人材マネジメント戦略を立案することができる。〔 学習マップの一例 〕ネットチューターについてSBCPベーシック想定学習時間【チューターなし】 受講期間2か月 40時間(1か月:20時間)【チューターつき】 受講期間3か月 60時間(1か月:20時間)社会人大学院(MBA)を持つ産業能率大学ならではの次世代リーダー養成プログラム(SBCP=Structured Business Core Program)です。経営全体を見るために必要な5つの専門分野(経営戦略、マーケティング、財務・会計、人材マネジメント、IT)をニーズに合わせて段階的・体系的に学べます。※ネットチューターつき受講にあたっては、以下が必要です。88〈ネットチューターつきコース〉受講者のレベル、特性に応じた徹底した個別指導●個別指導提出された課題に対しては、ネットチューターが丁寧に読み込み、コメント指導をいたします(なお一部に、Webサイト上で採点を行う選択式問題も含まれています)。●質問対応テキスト学習、課題作成、添削内容などで疑問に思ったこと、よく理解できないことは、Webサイトのメールボックスを使って気軽にネットチューターに質問できます。どんなに小さな疑問であろうと、ネットチューターが親身になってとことんお付き合いしますので、納得するまで質問を繰り返すことができます。※ご質問の内容は、テキスト・リポート等、本学教材に関するものに限らせていただきます。●学習促進(チアリングメール)計画的に取り組んでいくつもりでも、予定外の仕事や所用でなかなか計画どおりに学習に取り組めないことがあります。そのため、ネットチューターから適宜、学習進捗に応じて取り組み状況の確認メールを送らせていただきます。MBAの必須知識が体系的にまとめられた学習しやすいテキスト次世代リーダー・MBA
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